「…にもかかわらず」??
管理職になってからは、組織の全体最適を考え判断するようになりました。しかし、
私が若手社員だったころは、仕事を「自分にとっての損得」で判断してしまうダメ社員だったような気がします…
リーダーには、
「全体最適の視点」、「俯瞰的な視点」、「大局的な視点」と言い方(細かな意味はそれぞれ違いますが)は違いますが、
「広い視点から問題の本質を見抜き、問題解決する」ことが期待されます。
「…にもかかわらず」
禅寺の和尚様がおっしゃいました。
「…にもかかわらず。ここに違う価値をあることを意味します。ものごとを大局的にみれるヒントがある。」
雨にもかからず、外出する。
損するとわかっているのにもかかわらず、人助けをする。
そこには、自分自身ですら気づいないおもいや価値観があるのでしょうか。
最近では、CSV(共通価値の創造)、ESG(環境、社会、ガバナンス)やSDGs(持続的な開発目標)を意識した経営をする企業が増えてきました。スターバックスは2020年までに世界全店舗にて、プラ製ストローから紙ストローに変えます。この意思決定は、
「一時、不便になる/損するにもかかわらず、環境に優しいコーヒーを提供したいといううおもい」を顧客ともに共有し、企業として持続的成長を目指す素晴らしい意思決定だと思います。
まさに「…にもかかわらず」です。
企業にとっての損得、リーダーとしての損得はもしかしたらその瞬間だけかもしれません。
みなさんにとっての「…にもかかわらず」は、
本当に大切にしたいおもいは、なんでしょうか。
【メンタリング希望者の方は】