難病と向き合う〜治験日記①〜
治験を開始したから、半年が経ちました…(^_^;)
今日から数回に分けて、治験をするまで経緯を書いていきます。
難病と言っても、私の場合は命が…という問題はありません。
”多発性嚢胞腎”という難病に指定されている症状に加え、
生まれつき左の腎臓が機能していない症状です。
病気との出会い
大学にスポーツ推薦入学が決まっていた高校3年生との年末。
腰痛でスポーツ整形外科に通院。
スポーツをしていて、腰痛なら整形外科に行くのが普通。
その時に、「血尿」がでたことを医師に伝えると地元の大きな病院で
受診することを勧められる。
えっ、腰痛で腎臓内科??
紹介状をもって、病院に行く。
CTを撮ると2つのことが判明。
1.左の腎臓がない…
2.右の腎臓に嚢胞がある…
先生からは、
「嚢胞がある人はたまにいますよ〜」
(で、大丈夫なの…先生、腎臓の専門だよね?)
「スポーツは辞めた方いいかもね〜特にアメフト危険だよ」
(先生、軽いな…)
「生まれつきかもね〜」
(しらんがな…)
「今までも大丈夫だったし、これからも大丈夫じゃないの?」
先生、マジか。。。軽くないか?
俺にとっては一大事なんだぁ〜
当時は、まだ病気とは言われずこんな感じの診断でした…笑
帰宅して、母にそれを伝えると、
「そんな体に産んでしまって、ごめんなさい(T_T)」と…
その一言で、進学を決める。
だって、
生まれてきたことを後悔したことがないから。
親の責任ではない。
研修医?に囲まれて (あくまでも私の主観です)
大学入学後は、なにもなかったように練習に打ち込こむ。しかし、
通院してからちょうど1年後の1回生の1月。
体がだるい…
微熱が続く…
また血尿…
練習に参加できない状況の中、心配してくれた当時の監督が、大学病院を紹介し
てくれました(この話はまたどこかで。監督には本当にお世話になりまし
た)。いざ、大学病院で検査を行うと、
う??なんでこんなに人が多いのか?
エコーを撮るにしてもいつも4〜5人の白衣をきた青年が私を見ているん
です。医者?研修医?その光景を見て、
俺って、普通じゃないの??やばいのかなかぁ??
俺はモルモットじゃない!!!
あまりにもドキドキして、血圧も高め。実は、
多発性嚢胞腎の症状の1つである、
高血圧の症状が、19歳には症状として出ていた…
検査を繰り返しながら、5月には無事に練習に復帰する。
腎臓だけでなく、初めての1人暮らし、厳しい練習、いろいろな要因もあって、
体調不良になったんじゃないかと思うが、まだこの病気そのものについて、
医師もデータがなかったのかと思う。
しっかりと調べていませんが、その当時にはっきりした病名があったかどうか。
病名をはっきりと言われた記憶がない…
正式な病名は、30歳すぎてから知ることになります(笑)